2020/10/14 リバティプリント

リバティプリントに魅せられて

10月7日から12日まで、阪急うめだ本店アートステージで開催された「リバティプリントに魅せられて」終了しました。

国内三人のファッションデザイナーとパッチワーク作家によるリバティ讃歌でした。

まず、私が面白いと思ったのは、リバティプリントの柄、色のセレクトが全く違うこと。表現するデザインももちろんですが、毎シーズン発表される新柄コレクションの中から選ばれているにもかかわらず、誰が見ても一目瞭然全く違うのです。

リバティプリント、と聞いてまず大半の方が思い浮かべるのは、エターナルコレクション定番の小花柄、フェミニン、クラシック、キュート、カントリーetc.という言葉が思い浮かぶような感じでしょうか?

100年以上の歴史に裏打ちされたリバティプリントは、今までずっと熱いファンを持ち、ハイブランドもコレクションに登場させる人気ものでありつづけています。
それにあぐらをかくことなく、毎シーズンテーマ性のある斬新な新柄コレクションを発表し続けているって本当にすごいことだと思います。

その数ある色柄から、セレクトするものが人により全く違うのが、本当に面白いし、選択肢が多数あることに心から感謝が湧いてきます。

私は、ながいことニットデザイナーとして仕事をしてきましたが、ここ十数年前から、高校生以来大好きだったリバティプリントを中心にして服を作り、年に三回のペースで発表しています。

他のデザイナーが、単柄で作るリバティプリントの服を、私は柄と柄を組み合わせたいのは、ニットをデザインする過程から、インスピレーションを受けているからなのかもしれません。

とにかく私は、それぞれの柄がそれぞれを引き立て合う数柄を混ぜたクリエイションが好きだし、華やかでディープな色柄が大好きです。
私の服を初めて見ていただいたリバティをご存じのかたは、これがリバティ?となるようです。小花だけじゃないんです。
それがまた、リバティプリントの奥深さで大好きなところ。

新しいリバティプリント
モードとしてのリバティプリント

それを好き、と言ってくださる方と出会える場所として今回のアートステージは、私がずっと願ってきたスペースでした。

応援してくださった皆様、本当にありがとうございました。

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