2022/10/10

旅がしたい

マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。

こちらにおたずねいただき
ありがとうございます。

旅の楽しさは色々ありますね。
若い頃は、見るもの聞くものすべてが珍しくて感動して、、、
歳を重ねたせいでしょうか。
最近は、ただ素晴らしいといわれているその地を訪ねるだけではなく、その地で暮らされている方々がいいと思われているお店、品物を知りたい、通りすぎるだけでない、そう「暮らすように旅をしたい、ふれあいたい」というのが旅のクオリティを決める大きな要素となってきました。

だから、詳しい友人知人がいる、信頼でき、気を許せる感性の合うガイドさんがいてくれる国々にコロナ以前はよく出掛けていました。

バリ島は、本当に信頼できる友人のガイドさんが、親戚のように大事にしてもらって、自宅にも訪問し、奥さまやお子さん達とも親しく交流しています。
夫の仕事(造園業)に欠かせない石細工も彼がいてくれたから、スムースに取引ができました。

フランスは、アンティーク商のフランス人の友人がガイドの資格も持っていて、彼のアンティークの仕入れに夫婦二人で同行し、ホテル滞在では味わえない修道院やシャンブルドットに。
その体験が素晴らしすぎて、その後、違うコースで友人達とまた出掛けました。
それをお伝えした友人グループ数組がまた暮らすようにフランスをまわられました。

イスタンブールにいる友人を訪ねたことも忘れられない思い出のひとつです。お忙しいのに私達がたつ朝にサプライズでご夫婦で会いに来てくれたことは忘れられません。

スペイン、姪が貴族に嫁いで30年暮らす国。
オリーブオイルやモヘアなどイベリア半島の豊かな文化を紹介してくれる最高のクオリティに感嘆し、アトリエでもご紹介していましたが、実際にピレネー山脈の麓のモヘアメーカーに自分が行くことになるとは、想像していませんでした。
コロナ感染がひろまる前々年、姪夫婦の案内でそれが実現し、夢のようでした。

もう、そんなクオリティの旅を経験してしまったらこれから先どんな旅でも楽しめるか少々不安です(笑)

先日、離れて暮らす子供達と人生で何日一緒にいるか、と試算している番組をたまたまTVでみました。その日数の少なさに驚きました。

一生仕事をしたい私は、同じように旅のための日数はそう沢山はないことを知りました。
そうなるとやはりわがままな厳選した、自分が満足できる旅(私が旅、と思えるのは海外のみ(笑))をせめて一年に一度できたらいいなあ、と改めて強く深く思うこの頃です。