2022/7/24 思うこと

我がままで失礼します

マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。

こちらにおたずねいただき
ありがとうございます。

時を同じくして同年代もしくは少し若い友人数人から相談を持ちかけられました。

内容やシチュエーションはちがうのですが、夫や家族、仕事関係のニーズに合わせているうちに自分がどんな人で、何をしたかったのか、人生の半分が過ぎて折り返し地点にたち、分からなくなった、むなしくなった、呆然としている、、、

感染症の蔓延による様々な行動制限で、あまり人に合わなくなったことが、よりそのような感覚を助長してしまっていることもあるのでしょう。

天真爛漫だった子供のころ、あるどこかの時点でこのままではダメなんだ、と思い込み、あくまでも私のイメージですが、一枚づつ布を纏い十二単のようにたくさんのパーソナリティの服を着込み、自分の肌にも触れなくなってしまっている、そんな感じなのではないでしょうか。

私自身もそうでした。
負けず嫌いで、本当は弱虫なのに男の子に負ける、なんてありえない!私は強い。なんでも一人で出来る。がんばれる、、、と真実ではないパーソナリティを自分で自分に信じさせて。

それがある時、前にも後ろにも行けなくなり、一枚づつ脱ぐしかなくなり、かなり脱ぎ捨てて、脱ぎ捨てて、大分今では薄着になりました。

仕事とプライベートもきっちり、とは言わないまでもそれなりに分けていたのに、今はもうほとんど境目がありません。

もう自分で、素の私で、飾ることもなく生きるしかない、と気づいたのです。

楽です。とても。

仕事柄カッコつけないとカッコ悪いのかもしれませんが、もう以前のようには戻れません。

そんな話を友人達にしたところ、表現者である友人は、すごく共感してくれました。

我がまま、で失礼します(笑)

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