2022/4/22 リバティプリント

ミセスのスタイルブック

マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。

こちらにお訪ねいただき
ありがとうございます。

ミセスのスタイルブック、4月12日発売の初夏号に二型デザイン制作をさせていただきました。

リバティプリントは、定番のエターナルコレクションと毎年季節ごとのテーマ性のあるのシーズナルコレクションがあり、mari abe マ・レルラでは、普段95%以上シーズナルコレクションからセレクトして服や小物を制作しています。
不思議なものでそのときに使いたいと思う柄しか目に入らないらしく、今回名古屋の老舗生地店、大塚屋さんが生地をご提供いただき、色柄をセレクトしてくださいましたがその色柄ももちろん知らないわけではないけれど、こんな柄があったんだ!と改めてご挨拶する感覚でした。

今回のデザインは、比較的ゆとり感のあるものでしたので、前後とも少しデザインをかえて両方着られるようにしました。

キャミソール型のワンピースは、”ふらし”でリバーシブルにしています。
縁取りになって違和感のない柄のほうを5cmほど長く、そして重なり分として2cmうちがわにはいるように7cmおりあげます。もう一方の方は少なめに。
この”ふらし”を思い付くまでのリバーシブルは裾も表裏繋いでいました。秋冬物でしたら、全面的に芯をはり、表裏同条件で繋ぎますが春夏物では、芯をはらずに涼しく着ていただきたいのですが、ワンピースなどですと、長い面積の上に座る動作で丈夫なリバティプリントといえどもズレが生じる不安がありました。

ある日、突然思い付いたのが”ふらし”
繋がってなければズレない!
動きがある、裾のボリューム感もほどよく出る、ワンピースなどにはもってこいの方法でした。

リバティプリントをリバーシブルで作りはじめて十数年になりますが、いまだになぜもっと早く思い付かなかったのだろう、ということがあります。

マ・レルラの製品はもちろんですが、ワークショップや誌面などの教材は特にどうすすめれば初心者でも簡単にうつくしく着やすくできるか、、、
考えるのはとても楽しいです。

毎日鍛練し、さらに進化したいものです。

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