2022/2/20 リバティプリント
お問い合わせありがとうございます
マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。
こちらにいらしていただき
ありがとうございます。
出版した本よりサイトにアクセスしていただいて、キットをご購入いただいた方からのお問い合わせがあったようです。
私はあいにく留守でスタッフが対応させていただいたのですが、改めて皆さんがお持ちになる疑問点なのかな、と気づきその事についてふれてみたいと思います。
お問い合わせは、八枚はぎのパッチワークスカートの接ぎ合わせの裏側の縫い代の始末をロックミシンなどでしなくてもよいのか、ということのようでした。
このスカートは、表側八種類、そして裏側は一種類の柄で、同じ高さのある台形のパターンを表裏八枚づつはぎあわせて作るかたちになっています。同じパーツですので前後左右なくくるくる回してはいていただけます。
台形ですので高さのある両返は、正バイアスではありませんが、バイアスの状態でほつれていく心配はありません。
その上、タナローンという丈夫で薄い素材だからできることなのですが、セミタイトスカートのような分量感のあまりない形に見合う肉感にするため、薄い接着芯を全部のパーツに貼ってから縫い合わせていきますので、さらにほつれる心配がなくなります。
縫い代がすべて内側に入ってしまうリバーシブルゆえに一重の時に気になる裏側の縫い代の見栄えは無縁です。
そんなわけで縫い代の始末をしなくていいということは、たくさんあるリバーシブルのメリットのひとつでもありますね。
このスカートに限らずですが、はじめてマ・レルラのコレクションをご覧いただいた方からよく言われることに「柄と柄を合わせていいんだ!?」ということがあります。
私からしたら、え???
なのですが、柄と柄を合わせて生まれるハーモニー、組み合わせがはまった時に急に奏で始めるメロディを感じることは楽しくてたまりません。
季節は春!
これからがスッピンで(リバティプリント一枚)楽しめる季節の到来ですね!
また新しい春のコレクションを今週からアトリエに並べたいと思っています。