2021/10/13 リバティプリント

感謝

マ・レルラ デザイナーの
阿部真理です。

こちらにおたずねいただき
ありがとうございます。

文化服装学院時代から、装苑、ミセス、ハイファッション、銀花、、、おしゃれで格調高い本を出版する文化出版局は、私にとって最高の憧れでした。
いつもその前をドキドキしながら通って校舎に入ったものです。

その文化出版局から、それも大好きなリバティプリントの本をこの秋(10月29日)出していただけることになりました。

もうそれは奇跡!夢!?
ずっと思い描いて来たことが実現して、この一年、ずっとドキドキの日々でした。

リバティプリントは、小さな小花模様で薄い生地ゆえに春夏を中心に着られている、カントリー?フェミニン?クラシック?、、
そのようにイメージされている方々が多いことは、あまりにももったいなさすぎることで、もっともっとリバティプリントの魅力をたくさんの方々にお伝えしたい、と思ったのです。

それをリバティ社が、全面的な協力で、5月の撮影に間に合わせてロンドンから生地を取り寄せ、全ての生地を提供してくださいました。

文化出版局では、ベテランの女性性豊かな編集者の方が、本全体のデザインを担当してくださるデザイナー、スタイリスト、カメラマン、製図や作り方を丁寧に監修してくださる方、すべて一流の方々を召集してくださり、美しいお仕事ぶりを見せていただきました。

また、この企画はアトリエでひと月に一度、1dayworkshopを四年あまり続けてきた結果の産物でそれで私自身が、どうしたら簡単に素人の方がモノづくりが出来るのかのエビデンスを得たことからでした。

毎回かならず参加してくださる方々、日々インスピレーションのままに仕事をする私を支えてくれるスタッフ達、仕事最優先の私を全面的に応援してくれる家族なしには、あり得ない結果でした。

そんな全ての偶然、必然をミックスして、神様が、きっと皆様のお役にたてると思ってくださったのでしょう。

ご存命だったらどれほど喜んでくださったか、と思う学院時代の恩師、ずっと支えてくださり、お世話になったギャラリーのオーナー、たくさんの方々に感謝を捧げます。

どうか、多くの方にこの新しいクチュールを楽しんでいただけますように。